体調がすぐれない日、入院中、断水や災害で入浴できないときなど、いつものようにシャンプーできない場面があります。一日洗えないからと焦って強くこする必要はありません。できる範囲で皮脂や汚れを髪へ移し、清潔なタオルで拭き取ると、ベタつきや不快感を軽くしやすくなります。
ここでは、花王のヘアケア情報と厚生労働省の清潔保持に関する情報をもとに、水を多く使わない髪と頭皮のケアを紹介します。
シャンプーできない日に用意するもの
- 毛先が丸く、当たりのやわらかいブラシ
- 清潔なタオルを2〜3枚
- 使用できる場合は、少量のぬるま湯
- 必要に応じて、水のいらない頭髪用清拭料やドライシャンプー
市販品を使う場合は必ず表示を読み、用途、使用量、拭き取りの要否を確認してください。肌に傷や強い炎症がある部位への使用は避けます。
水を使わない基本ケア2ステップ
1.やさしくブラッシングする
まず毛先の絡まりをほどきます。次に、毛先が丸いブラシを頭皮へやさしく当て、頭皮にある皮脂や汚れを髪へ移すイメージでとかします。強く押しつけたり、同じ場所を何度もこすったりしないようにしましょう。
2.頭皮と髪をタオルで拭く
ぬるま湯が使える場合は、タオルを濡らして固く絞ります。髪を分けながら頭皮へ当て、こすらず押さえるように拭きます。生え際、耳の後ろ、襟足は汗や皮脂が残りやすい部分です。汚れた面を使い続けず、タオルの面を替えながら髪も挟むように拭きましょう。
最後に乾いたタオルで水分を取り、湿り気が残る場合は自然に乾かすか、体調に無理がなければドライヤーの弱い風で乾かします。
ドライシャンプーを使うときの注意
水のいらない頭髪用製品は便利ですが、通常の洗髪とまったく同じではありません。製品によってミスト、フォーム、シートなど使い方が異なります。顔や目にかからないようにし、換気を行い、頭皮に異常が出たら使用を中止してください。
整髪料を重ねてごまかすと、髪がべたつき、次の洗髪で落としにくくなることがあります。必要最小限の使用にとどめましょう。
いつもの洗髪へ戻るとき
入浴やシャワーができるようになったら、頭皮と髪を十分に濡らし、指の腹でやさしく洗います。汚れが気になる日でも、爪を立てたり力を入れたりせず、すすぎを丁寧に行いましょう。皮脂や汗が多い日の洗い方は「頭皮がベタつくのはなぜ?」も参考にしてください。
洗髪頻度に絶対的な正解はありません。頭皮の状態、汗や整髪料、生活環境に合わせる考え方は「シャンプーは毎日必要?」で紹介しています。
こんなときは無理をしない
- 発熱、めまい、強いだるさがある
- 頭皮に傷、腫れ、強い赤みや痛みがある
- 介助が必要で、安全な姿勢を保てない
体調不良時は清潔さより安全を優先し、家族や医療・介護スタッフへ相談してください。症状が続く場合は医療機関へ相談しましょう。
備えとしてシンプルなケア用品を
災害用の備えには、タオル、やわらかいブラシ、水のいらない頭髪用製品を加えておくと安心です。通常の洗髪へ戻ったときに全身を一本で洗えるものを探している方は「ジムや温泉に、これ一本で全身洗える」やNON SHAMPOO商品ページもご覧ください。
まとめ
シャンプーできない日は、やわらかいブラシで皮脂や汚れを髪へ移し、清潔なタオルで頭皮と髪を拭き取ります。強くこすらず、体調と安全を最優先にしてください。水が使えるようになったら、十分に濡らしていつものやさしい洗髪へ戻しましょう。