暑い日に汗をかいたあと、頭皮や髪の根元がベタつくことはありませんか。何度も洗えばよいと思いがちですが、強くこすったり洗浄力だけを上げたりすると、敏感な頭皮には負担になることがあります。
この記事では、夏に頭皮がベタつきやすい理由と、皮脂や汗を残さず、洗いすぎも避けるための洗髪方法を解説します。
頭皮がベタつく主な原因
皮脂が頭皮から髪へ広がる
頭皮には皮脂腺が多く、分泌された皮脂は時間とともに頭皮全体へ広がり、その後毛髪へ移ります。花王の解説では、洗髪後およそ1日で皮脂が頭皮に広がるとされています。夏は皮脂の分泌量が増えやすく、汗とも混ざるため、髪の根元のベタつきとして感じやすくなります。
汗や皮脂を長時間残している
分泌された直後の汗や皮脂そのものだけでなく、それらが頭皮上の菌や酸化によって変化した物質も、かゆみやニオイなどの一因になります。汗を多くかいた日は、タオルでやさしく押さえ、無理のないタイミングで洗い流しましょう。
頭皮まで洗えていない・すすぎが足りない
毎日シャンプーをしていても、髪の表面だけをなで洗いしていると、頭皮に皮脂や脂肪酸が残ることがあります。特に耳の上、後頭部、襟足は洗浄料や汚れが残りやすい部分です。すすぎ時にも指の腹を頭皮へ届かせることが大切です。
洗髪頻度の基本は、シャンプーは毎日必要?洗髪頻度の考え方でも詳しく紹介しています。
ベタつきを残さない、やさしい洗髪の5ステップ
1.洗う前に髪の絡まりをほどく
毛先が丸いブラシなどで髪をやさしくとかすと、絡まりを減らし、頭皮の皮脂を洗い流しやすくできます。頭皮を強くこすらないようにしましょう。
2.髪だけでなく頭皮まで十分に濡らす
指で髪をかき分けながら、頭皮全体へお湯を行き渡らせます。十分に濡れていると泡が広がりやすく、髪同士の摩擦も減らせます。熱すぎるお湯は避け、心地よい温度にしてください。
3.シャンプーを数か所から広げる
手のひらへ取ったシャンプーを軽く広げ、耳の上、後頭部、頭頂部など数か所につけます。一か所だけにつけるより、頭皮全体へ行き渡らせやすくなります。
4.爪を立てず、指の腹で頭皮を洗う
髪を強くこするのではなく、指の腹を頭皮に触れさせ、小刻みに動かします。ベタつきが強い日も爪や硬いブラシでこすらず、泡立ちと洗い上がりを確認しましょう。
5.耳の後ろと襟足まで、ぬるつきがなくなるまですすぐ
頭皮に指を通しながら、シャンプーのぬるつきが残らないようにすすぎます。洗ったあとはタオルで押さえるように水分を取り、ドライヤーを近づけすぎず、頭皮と根元を乾かします。
ベタついても「洗いすぎ」には注意
適切な洗髪頻度は、季節、活動量、皮脂量、整髪料の使用などで変わります。汗をかくたびに強い洗浄を繰り返すのではなく、まずは汗を拭き取り、通常の洗髪を丁寧に行うことが基本です。
洗髪後につっぱる、ヒリつく、細かなフケが増える場合は、洗う回数やお湯の温度、使用量、洗浄料が頭皮に合っているかを見直してください。
敏感肌の方がシャンプーを選ぶポイント
- 頭皮へ広げやすく、十分に泡立つこと
- ぬるつきが残らず、すすぎやすいこと
- 洗ったあとに強いつっぱりやヒリつきがないこと
- 香りや清涼感の強さだけで選ばず、配合全体を見ること
洗浄成分の種類を確認したい方は、アミノ酸系シャンプーの特徴と選び方も参考にしてください。
赤みや強いかゆみが続くときは医療機関へ
ベタつきに加えて強いかゆみ、赤み、痛み、湿ったフケ、かさぶた、抜け毛などが続く場合は、自己流のケアを続けず皮膚科へ相談しましょう。皮膚炎など、シャンプーの見直しだけでは改善しない状態もあります。
NON SHAMPOOでやさしく洗う
NON SHAMPOO(ノンシャンプー)は、ココイルメチルタウリンとトウモロコシ由来のアルキルグルコシドを洗浄成分として配合した弱酸性シャンプーです。ノンシリコン・ノンパラベン・ノンサルフェートで、基本的にリンス不要。汗をかく季節も、頭皮と髪を一度に洗えます。
使用感には個人差があります。頭皮に異常があるときは使用を避け、異常を感じた場合は使用を中止してください。
よくある質問
Q.夏は1日に2回シャンプーしてもよいですか?
A.必要な頻度には個人差があります。2回洗うことでつっぱりや刺激を感じる場合は、汗をやさしく拭く、1回の洗髪を丁寧にするなどの方法を試してください。
Q.ベタつく部分だけ二度洗いしてもよいですか?
A.整髪料や油性汚れが多く、一度で十分に泡立たない場合は二度洗いが必要なこともあります。ただし毎回の習慣にせず、洗い上がりと頭皮の状態を確認しましょう。
Q.朝と夜はどちらに洗うのがよいですか?
A.一日の汗、皮脂、整髪料を長時間残さないという点では、帰宅後や就寝前に洗う方法が考えやすいでしょう。生活リズムと頭皮の状態に合わせてください。
まとめ
夏の頭皮のベタつきには、皮脂や汗の増加だけでなく、頭皮の洗い残しやすすぎ不足も関係します。洗う回数や洗浄力をむやみに増やす前に、頭皮まで十分に濡らし、指の腹で洗い、耳の後ろや襟足まで丁寧にすすぎましょう。強い症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。