顔や腕には日焼け止めを使っていても、頭皮の紫外線対策は忘れがちです。髪に覆われている部分は守られやすい一方、分け目やつむじ、生え際は日光が直接当たり、日焼けすることがあります。
この記事では、頭皮の日焼けで起こりやすい変化、帽子や日傘を使った予防方法、日焼けしたあとの洗髪とケアを解説します。
頭皮も紫外線で日焼けする
日本皮膚科学会は、紫外線によって皮膚が赤くなるサンバーンを、紫外線による皮膚のやけどと説明しています。頭皮も皮膚の一部であり、強い紫外線を浴びれば、赤みやヒリつき、熱感などが起こる可能性があります。
特に、髪の分け目、つむじ、生え際、髪が短い部分や毛量が少ない部分は、日光を遮る髪が少なく注意が必要です。曇りの日や短時間の外出でも紫外線はゼロではありません。
頭皮の日焼けで見られる症状
- 分け目やつむじの赤み、熱っぽさ
- 触れたときのヒリつきや痛み
- 乾燥、つっぱり、かゆみ
- 数日後の皮むけ
水ぶくれ、強い腫れ、激しい痛み、発熱や体調不良がある場合は、医療機関へ相談してください。皮むけがあっても、無理にはがさないようにしましょう。
頭皮を紫外線から守る5つの方法
1.つばのある帽子を使う
日本皮膚科学会は、日傘や全周につばのある帽子などで、皮膚へ届く紫外線を減らすことを勧めています。通気性がよく、締めつけすぎない帽子を選び、汗をかいたら内側を清潔に保ちましょう。
2.日傘と日陰を活用する
長時間屋外にいる日は、帽子だけでなく日傘や日陰も組み合わせます。紫外線が強い時間帯の長時間の外出を避けるなど、日光を浴びる量そのものを減らす工夫も有効です。
3.分け目を固定し続けない
いつも同じ分け目にすると、その部分へ日光が集中します。可能であれば分け目を少しずらす、髪型を変えるなどして、同じ場所だけが日光を浴び続けないようにしましょう。
4.頭皮・髪用のUV製品は表示どおりに使う
頭皮や髪への使用が表示されたUVスプレーなどを使う場合は、使用方法と注意表示を確認してください。顔用や体用の日焼け止めを自己判断で頭皮へ塗ると、ベタつきや洗い残しにつながることがあります。
5.汗を放置せず、帽子も清潔にする
帽子の中は汗や皮脂が残りやすい環境です。汗は乾いたタオルで強くこすらず、やさしく押さえて拭き取ります。帽子も素材に合った方法で洗い、十分に乾かしましょう。
頭皮が日焼けしたあとのケア
まずは冷やす
赤みや熱感があるときは、冷たい濡れタオルなどを当ててやさしく冷やします。氷や保冷剤を皮膚へ直接当てないでください。
シャンプーはこすらず、刺激を避ける
汗や汚れを落とす必要がある場合も、熱いお湯、強い摩擦、清涼感の強い製品は刺激になることがあります。ぬるめのお湯で予洗いし、泡をやさしく行き渡らせ、指の腹で洗います。痛みが強い場合は無理に洗わず、医療機関へ相談してください。
敏感になった頭皮の洗浄料選びは、敏感肌の方に低刺激なシャンプーのすすめも参考にしてください。
ドライヤーの熱を近づけすぎない
タオルで押さえるように水分を取り、ドライヤーを適度に離して乾かします。熱風を同じ場所へ長く当てず、頭皮に痛みや熱さを感じないようにしてください。
紫外線は髪にも影響する
花王の解説では、強い太陽光を浴びると、紫外線によって毛髪表面の脂質やタンパク質が損なわれ、キューティクルが浮き上がりやすくなるとされています。パサつきや手触りの変化を防ぐためにも、帽子や日傘で髪を覆うことが基本です。
帰宅後は汗や整髪料、UV製品を適切に洗い流し、髪をこすらず乾かしましょう。洗浄力だけで選ばず、泡立ちやすすぎやすさも確認してください。アミノ酸系シャンプーの特徴と選び方も参考になります。
NON SHAMPOOで汗と汚れをやさしく洗う
NON SHAMPOO(ノンシャンプー)は、ココイルメチルタウリンとトウモロコシ由来のアルキルグルコシドを洗浄成分として配合した弱酸性シャンプーです。ノンシリコン・ノンパラベン・ノンサルフェートで、基本的にリンス不要です。
日焼けによる赤みや痛みがある頭皮へ使用すると刺激を感じる可能性があります。症状があるときは使用を避け、状態に応じて医療機関へ相談してください。
よくある質問
Q.髪が多ければ頭皮の日焼け対策は不要ですか?
A.髪に覆われた部分は紫外線が届きにくくなりますが、分け目、つむじ、生え際などは露出します。毛量にかかわらず、長時間屋外にいる日は帽子や日傘を活用しましょう。
Q.頭皮が日焼けした日にシャンプーしてもよいですか?
A.軽い症状で洗う場合は、ぬるめのお湯とやさしい洗い方を心がけます。強い痛み、水ぶくれ、腫れがある場合は無理に洗わず、医療機関へ相談してください。
Q.日焼け後の皮むけはフケですか?
A.日焼け後は傷んだ皮膚が薄くはがれることがあります。一般的なフケと見分けにくいこともあるため、赤みや痛み、発症した時期も確認し、症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。
まとめ
頭皮も皮膚の一部であり、分け目やつむじは日焼けすることがあります。帽子、日傘、日陰を組み合わせ、同じ分け目へ紫外線が集中しないようにしましょう。日焼けしたあとは冷やし、熱いお湯や強い摩擦を避けます。水ぶくれや強い痛みなどがある場合は医療機関へ相談してください。